あなたの夫に対する愛情は結婚以来変わっていませんか。
全く変わっていないという人は皆無でしょう。少しは、変わってきているでしょうね。
夫婦関係を続けるうえで相手に対する思いやりはとても大切です。パートナーに対して、思いやりの心や尊敬の気持ちが少なくなってくると、夫婦関係はうまくいきません。
面と向かっては言わないにしても、あなたのいないところで、夫はあなたに対する愚痴を言うように変わってきているかもしれませんし、あなたも、夫のいないときに夫の悪口をつい口に出すようになってきていませんか。
愚痴は相手への不満があるからこそ口に出るものであるので、知らず知らずの間に表情に現れているかもしれませんね。
今回は、夫が妻を嫌いになる理由ということでお話ししたいと思います。
きっかけ1:家の掃除や整理が苦手
結婚するまでの間は、相手のことがよく見えているようであっても、その時は、相手が好きという気持ちが、見えているものを見えなくしているという場合が多々あります。
その結果、結婚してから、相手と一緒の時間が増えると、「あれ、こんな癖があったのか」とか、「結婚前には、自分から欠点を口には出していたものの、ここまでひどいとは!」と感じるようなことが珍しくないでしょう。
実は、それは、あなたにも当てはまることなのです。
だいたい世の夫は妻に家庭のことをきちんとやってくれることを希望しています。
ですから、あなたが整理整頓をきちんとするタイプでなく、どちらかというと片付けが苦手だったりすると、あなたは、妻として一般的に言ってかなりのハンデを背負っていることになります。
家庭の主婦がそういう感じだと、子供のいる家庭では、こどものしつけという面で、不都合な状態が起こります。
整理整頓が苦手な妻は、子供に整理整頓をする習慣をつけさせようとしません。自分自身が、整理整頓の大切さを分かっていないのですから。
夫が、家庭の中で主婦的な役割を担っているのであれば、そして、夫がある程度片付けをすることが習慣になっているタイプであれば問題はありませんが、そうでないと、ちょっと困ったことになります。
親が両方とも、整理整頓の大切さの認識に欠けるのですから、子供も同じような価値観になっていくのが自然な状態になります。
もちろん、学校などで、そういうことに気を配って習慣づけようとはしてくれるでしょうが、「三つ子の魂百まで」というように、幼いころに身に付いた価値観はなかなか消えないものです。
夫が、疲れて仕事から帰ってきてリラックスしたいと思っている家庭が、雑然とした状態では、あまりいい気持ちはしないし、リラックスどころか、かえってストレスが溜まってしまうでしょう。
そこで、明日から、いえ、今日から、整理整頓を心がける決意を行為で夫に示してください。
出したものは使い終えたら元の場所にしまう。決して出しっぱなしにしない。
普段使わないのに、目に見えるところにいつまでも置いているものは、収納する。
部屋の掃除をこまめにする。
玄関の下足をきちんと並べ、見た目をよくする。
こういったことを、自分の手帳とか、日記等に箇条書きで書いておき、朝昼晩と食事の後にでも、それを見るというような習慣をつけたいものです。
いままで、そういうことに関心が向かわなかったのですから、最初はあなたにとっては大変なことに感じるでしょうが、習慣化すれば、次第に労力も少しでよくなり、ほんのちょっとしたことだったんだなと思うようになるでしょう。
そして、夫の表情にも変化が生まれ、家庭が少し明るくなったように感じることでしょう。
きっかけ2:夫への気遣いがない言葉
最近は、世の中が匂いに対して過剰に反応するようになってきました。加齢臭、だとか、「~の嫌な臭い」、とか、体臭、口臭、とテレビや雑誌ではその対策のための商品のCMがあふれているといっても過言ではありません。
中高生などの間では、汗のにおいを消すスプレーなどは必需品になっているようです。あなたも、仕事から帰ってきた夫に、「なにか匂う」とか「汗臭いわねえ」とか口に出すほど匂いのことで過剰になっていませんか。
たとえ、あなたの嗅覚の反応が正しくとも、仕事を数時間やれば、汗もかくし、ほこりにまみれたりもするでしょう、また通勤の過程でもそういうことは避けて通れません。
そういうことは、きちんと理解しているはずなのに、「くさい」とか「におう」とかいう言葉を相手に言ってしまうのは、あなたが夫への思いやりにかけているからです。
一生懸命働いて、帰宅した夫にまず声をかけるとしたら、夫の一日の労働への素直な感謝の気持ちが見える言い方です。
「お帰りなさい。今日もご苦労さんでした。」
次には夫の健康を気遣う言葉です。たとえば、「何となく疲れているように見えるけど、体は大丈夫?」と。
実際、専業主婦であれば、夫の稼ぎによって、家族が暮らしていっているわけですから、むしろ、そういう気遣いがないということは、信じられません。と、夫にしてみれば思うことでしょう。
むろんおいしい料理を作ったり、家の中を清潔に保つというような大切なことは、ほかにもいろいろありますが、まずは、言葉でねぎらうということは、とても大切なことなので、ぜひ実行してください。
きっかけ3:妻の品のない言葉遣い
最近は、テレビを見ていると、女性がまるで男性が使うような言葉を、平気で使っている場面をよく見ます。
どうも、それが、親密さを表しているだとか、男女平等だとか、可愛さをアピールしているだとかの勘違いによって行われているようにも思えます。
現実では、男性のほうも、女性にたいして毅然とすることがなくなっているという面も見られるので女が平気でそういう言葉遣いをするのかもしれません。
また、そういう場面が、テレビなどで、堂々と放映されているので、今では、特殊なことではなく、若い男女の間では当たり前のことのように思われているのかもしれません。
でも、世の中の男性はそういう女性の言葉遣いが汚くなってきていることに対して、容認しているわけではないと思います。
むしろ、心中穏やかならざるものを感じている人のほうが多いと思います。
家庭内では、親しさのあまり、つい、そういう言葉を使ってしまうこともあるでしょう。
しかし、それは二人だけの時にしてください。子供の前では絶対につつしみましょう。
理由は、子供が、それを、つまりあなたが夫に乱暴な口のきき方をするところを見て、次第に父親への尊敬の気持ちを失くしてしまうからです。
また、家庭外で、他人の前ではそういうことは避けてください。男には、プライドがあります、他人の前では、一家の主人という夫のプライドを傷つけるようなことは厳禁です。
「親しき仲にも礼儀あり」とかいうことわざがあるように、変になれ合って、今まで築き上げてきた夫婦関係がぎくしゃくするようなことのないように気をつけましょう。
ことばは、心の反映です。
まとめ:尊敬と信頼の欠如が妻を嫌いになる
夫が妻を嫌いになる理由いかがでしたでしょうか。
妻が夫に対して、常に「男らしく」とか、「広い心で」とか「優しく」というような希望を持っているのであれば、あなた自身も、夫が妻に望んでいる「いつも清潔」「家事を安心して任せられる」「自分を立ててくれる」といった夫の希望をよく理解してあげましょう。
男性は、女性よりもプライドが高いので、自分を夫として扱ってくれないと大変不満になります。家庭の中では、夫には夫の役割があり、妻には妻の役目があります。
つまらない意地を張っているよりも、男性のそういう子供っぽい所をよく理解してあげて、夫の信頼を失わないように些細なことから見直していきましょう。
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