あなたの妻はどうですか。あれこれ小言を言う口うるさいタイプですか。
愛嬌のある言い方なら笑って済ますこともできますが、皮肉っぽいとげのある言い方ですと次第に不満がたまって後々大きな問題に発展してしまうかもしれません。
そうならないためにはあなたがどのように対処すればいいのかを考えてみました。妻の小言に手を焼いている方は是非読んでいただきたいと思います。
小言に反論する前に自分の習慣を顧みる
小言も妻に不満がなければ発生しません。そこのところに立ちもどって、反論したい気持ちを抑えて妻の持っている不満を二人で共有しあえるような会話を日常から心がけたいものです。
そういう気持ちがなく、ただ妻の小言に反発するだけだと、それこそ売り言葉に買い言葉で夫婦げんかが起きてしまいます。
そうなると、妻のほうでは「私の毎日を分かってほしい」と思って発した言葉が喧嘩にまでなってしまいます。
「そんな気持ちで言ったのではないのに、なんて分からず屋なんだろう。」という気持ちになりぎくしゃくした雰囲気になってしまいます。
そうならないためにも、知り合ったころのような弾んだ会話をもう一度取り戻す意味で、夫のほうから妻の真意を知ろうとする努力が必要となります。
そのためには、会話を今まで以上に増やすことです。
妻の小言にあえて従わない
妻が少し神経質なタイプだと小言は多くなります。
また、少し自己中心的な面があると、自分の物差しに合わないと小言は多くなってしまいます。
その辺の所も考慮に入れて、相手の小言を受け止める必要があります。
現在はまだ子供がなく二人だけの家庭であるなら、子供ができたときのことも考えて、今のうちから妻の小言を納得がいくものと納得がいかないものに分類しておきましょう。
そして、納得できないものについてはにある程度突っ込んだ話をする必要があります。
そして、自分の考え方を妻が納得できるまで説いて聞かせなくてはなりません。
そして、家庭というものは一方だけの考えで成り立つものではなく、夫婦お互いが納得した形で営まれるべきものだということを、再確認しておきたいものです。
言われた小言を聞き流す
妻の小言をわずらわしいと感じても、それは、一般的な女性の傾向という見方も必要です。
どちらかというと男性よりは女性のほうが些細なことでも気になり、口に出すという傾向が強いので、軽い気持ちでの小言は多くなります。
いっぽう男性のほうはというと、同じようなことを感じても黙って口に出さないという傾向を持っていると思います。
そういう男女の違いも考慮に入れて、女性の小言を受け止める、いや、むしろ受け止めてあげるという態度は望ましいものです。
したがって時には「聞き流す」ことも大切なことではないでしょうか。
そうすれば、何でもかんでも聞いてあげるということから生じるストレスを避けることができます。
妻のほうも、反論しないで聞いていてくれているという風に受け止めてくれるでしょう。
そうすれば、妻のほうも普段の会話に消極的になることもなく明るく振舞えることでしょう。
言われた小言を素直に直す
妻の小言の中にも、「ああ、無意識にやっていたけどよくないなぁ」とか「これなら、すぐなおせるなぁ」などということがあれば、迷わず、実行することです。
たとえば
「靴下を丸めずに洗濯機に入れてほしい」
「パジャマを脱ぎっぱなしにしない」
「食べ終わったお皿はキッチンまで運んでほしい」
・・・などはすぐ実行できることですね。
子供がいる家庭なら、妻は子供にも同じことを言うはずですから、反抗期の子供も、「親父もやっていることだから、しょうがないか。」と考えるでしょう。
また、将来子供ができれば、妻はいちいちそういうことを子供に云わなくて済むようにもなります。お父さんもやっていることですから。
夫が妻の小言を受け入れて、努力している姿はきっと妻の心に変化をもたらします。
次第にいらいらした表情は消え、落ち着いた表情をするようになるでしょう。
やがて、小言の回数も減り、たとえ小言を言う時でも夫のことを思いやった物言いに変化していくことでしょう。
妻の小言には相変わらずうんざりしても、あなたのほうで「改善できるところはする」ということだけは頑張ってください。
あまり見られなかった妻の笑顔が復活するようになるかもしれません。
つらいと感じる小言ははっきり伝えよう
これまでは主に夫のほうの改善策でしたが、夫の立場になると妻のほうにも改善すべきことが多々あるかも知れません。
そこのところを小言として妻に受け取られるような言い方をしてしまうと、良策ではなくなってしまいます。
そこで妻への不満を一つ一つ取り上げるのではなく、できれば、その一つ一つの根本にあたるようなものを見つけ出して、そこが改善されるように話をしたいものです。
また、タイトルのようにかなり妻の小言にまいっている場合には
「いろいろ言われて、思い当たるようなことには気を付けるようにしているけど、毎日のように言われると気持ちのいいものではなく、ストレスを感じてきている。」
というような感じで、現状の理解を妻に求めることも大切になってきます。
なぜなら、妻のほうでは小言を、一種の夫との会話の延長と心得ているきらいがあり、夫に対する強い要求があるから小言を言っているわけではないというような面もあるからです。
夫のほうでは小言を言われているように感じられることが、妻のほうでは「会話をしている」つもりの場合もあるからです。
夫の要望を聞いて初めて、妻は
「私は会話だと思っていたのに夫はいつもの私の小言だと受け取っていたみたい。」
「よくよく考えてみれば、夫の言う通りかもしれないわ。」
と妻が反省することもあるからです。
このように、「要望は聞くけど、大して意味のない小言は聞きたくない。」ということをはっきり伝えることも大切なことです。
外出したりして気分を変える
小言によってたまったストレスは何らかの方法で早いうちに解消してしまうことが必要です。
二人で外出して、買い物や食事を楽しんで妻が小言に転嫁しているストレスを解消してあげることも必要です。
多分その日は、翌日はお互い気分転換ができてゆったりした生活の流れを感じることでしょう。
もし、二人一緒に出掛ける機会が作れなかったり、二人で出かける気分でなかったりしたときは自分ひとりでストレス解消を図るのもいいことだと思います。
そして、明るい顔で帰宅すれば、また違った雰囲気が感じられることでしょう。
その時は隠さずに、「ちょっと気分転換をしてきたら何か疲れがとれたみたい。」「今度は二人一緒にいけたらいいなぁ」と妻に声をかけることと、ちょっとしたお土産を忘れないことです。
また、妻のほうにも、「お前も久しぶりで友達と会ってきたらどうだい。」などと声をかけることもおすすめです。
二人で出かけられなくても、それぞれが普段とはちょっと違う経験をしてきたことが二人の間の新しい話題となって、単調な日常に変化をもたらすことにもなるでしょう。
このように、外出に限らず、生活の中にちょっとした新しい風を入れていくことはとても大切なことです。
まとめ:妻の小言を無くすのは、自分の態度次第
「ごろごろばかりしていないでちょっと手伝ってよ。」とか「休みの日ぐらい子供と遊んであげてよ。」という小言に対して「今日は疲れているんだよ。」という答えは禁句です。
「私だって疲れているわ。」とか「近所のご主人たち休日は家族サービスで頑張っているのに。ウチは・・・・・・」という不満を妻の心に芽生えさせてしまうからです。
その場合は、「今日は疲れがたまっているので、しんどいことはできないぞ」とか「外出はしんどいから、ちょっと勉強でも見てやるか。」とかの全面的拒否ではなく、部分的協力の姿勢を示すことが大切です。
そのような態度で接すれば、妻のほうでも、夕飯にはあなたの好きなメニューを並べることになるかも知れません。
以上、私なりに考えてみました。
ご参考になさって、妻が小言を言いたくならないように夫の側でできることがわかっているなら、できる限りのことをしてあげてください。
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