「結婚=幸せ」と考えている方、現実はそう甘くはありません。
ただ結婚したからといって、それが「幸せな結婚」だと言える確率は100%ではないのです。
今回は、そんな「幸せな結婚」が出来る確率を高くするために大切なことをいくつかご紹介させていただきます。
条件1:穏やかな人との穏やかな生活を送る
日によって感情にムラがあることが少なく、いつも穏やかな人は結婚相手としてポイントが高いのです。
人間ですから機嫌のいい日もあれば悪い日もあるのが当然ですが、機嫌が悪くなってしまいそうな状況でも穏やかでいられる心の広い人は意外と少ないものです。
また、「異性にはドキドキを与えてもらいたいから穏やかな人じゃ物足りない。」なんて考える女性もいるかもしれませんね。
恋愛であればそれでもいいかもしれませんが、結婚となれば話は別です。
感情の起伏が激しい人は社会的な信頼を得るのは難しく、一緒に行動するあなたも疲れてしまうでしょう。
穏やかな人との穏やかな生活はあなたに幸せな生活をもたらします。
条件2:価値観が合う人との結婚する
一緒に生活をするのですから価値観の一致は大切です。
全てピッタリ合うなんていうのはなかなかないものですが、物事の優先順位や考え方が近いなど、「なんとなくこの人とは価値観が合うな」と感じられる相手はいます。
特に『時間やお金を何にどれだけ使うか』を知ることは、その人が人生において何を重要としているのか知ることと同じです。
お互いが大切だと感じるものが一致していると、二人の目指す方向が一致しやすいのでよい関係性を築くことが出来ます。
条件3:相手に厳しくし過ぎないこと
あなたは結婚相手に何を求めますか?
外見や経済力、学歴、家柄、肩書…など理想を挙げればキリはありません。
理想を追い求めすぎてせっかくの機会も逃してはいませんか?
夫婦生活を送るためには必ずしも恋愛感情が必要というわけではありませんが、少なからず異性として魅力的だと思える相手を選ぶことは必要でしょう。
この他、経済力や誠実さ、道徳心など生活を共にしていくことのできる最低限の条件をクリアしていることが必要です。
理想ばかりに目を向けず、目の前にいる男性としっかりと向き合う気持ちを持ちましょう。
実際に「幸せな結婚」を実感している割合は?
実際に夫婦生活を送っている人たちの中にはこんな声もあります。
「結婚するとお金においても、時間においても自由がなくなる。だから結婚しなければよかったと思う。」
「結婚って簡単で楽しいことばかりではない。」
このような意見も多いため、実際に「幸せな結婚」を実感しているという確率は全体の40%程度です。
やはり、結婚したからといって全ての人が心から満たされるわけではないようです。
逆に我が国の離婚率は35%、つまり、約1/3の夫婦が離婚してしまっているという現状です。
離婚に至らなくとも夫婦生活に対して何らかの不満を抱えている家庭もあり、「不幸せ」だと感じている人はもっと多いかもしれません。
これ程までに離婚率が高いとなると、一概に個人の問題とは捉え難いものです。
“数字”で測れない幸せな結婚生活
長い人生ですから、山もあれば谷もあります。
「不幸せだ」と答えた方は、偶然にもその人は人生における谷の中にいたのかもしれません。
逆に幸せだと答えた方は、夫婦そろって美味しいランチを食べた帰りだったとか…確率やアンケートにはバイアス(偏り)がつきものです。
数字ばかりに気をとらわれず、こんな意見もあるのだなと心に留めておく程度にしたほうが良いかもしれません。
幸せな結婚を実感できないパターン
では、結婚をして「不幸せだな」と感じる瞬間にはどのようなものがあるのでしょう?
ここでは主な8つのパターンを紹介しますので、今後結婚生活を送るにあたって以下のことを気をつけてみてください。
1:夫婦の相性の悪さ
結婚生活が上手くいかない人の多くは、性格の不一致やコミュニケーション不足によるすれ違いや、どちらか一方が金銭トラブルなどの問題を抱えているケースが多いようです。
結婚すれば必ずしも幸せになれるわけではなく、結婚後にお互いが協力し合えたり、コミュニケーションをとれる関係性が築けていることが大切なようです。
2:繰り返しの日々への不満
朝起きて食事の支度をし、家族を見送った後は掃除に洗濯、夕方帰ってくるころまでには食事を用意して待つ…といったような日々同じことの繰り返しをしてしまっているという気持ちが夫婦生活への不満へと繋がっていくようです。
独身の身からすれば、家族を支える素敵な奥さんというように見えるかもしれませんが、その生活に飽きてしまっているようであれば、それは本人にとっては幸せではないのかもしれません。
3:決定権を持てない
二人で生活をしているにもかかわらず、どちらかにしか決定権がないのだとすれば、誰かは我慢をしながら生活をしているということになります。
それでは、幸せな結婚生活とは言えませんよね。
相手よりも優れた面を持つと、いざというときに自然と強い態度に出てしまうこともあります。
年齢や学歴など自分と同じようなレベルの人を選べば、自然と話し合える関係性を築いていけることでしょう。
4:「こうしなければ!」という強い思い
「そろそろいい歳なんだから結婚しなければ…」「もうそろそろ子供を授からないと…」なんていう周りと比較してしまうとによって生じる結婚生活に対する固定観念が、あなたにとっての幸せに気づきにくい状況を作り出してしまっています。
世間が作り出した「幸せな結婚」に比べれば、私はまだまだほど遠いなんて気持ちが「不幸せな日々」を生み出してしまうのです。
5:夫婦の価値観のズレ
先程我が国の離婚率についてご紹介しましたが、実際離婚してしまった方には「出来ちゃった結婚をしてしまった」「勢いだけの恋愛結婚だった」「長年付き合っていた上からつい結婚してしまった」「条件ばかり考えて結婚した」という声が多く寄せられています。
これらの声に共通するのは、お互いのことをよく見つめあわずに結婚に踏み切ってしまったということです。
結婚生活や子育て、金銭面における感覚のズレは少しずつ夫婦生活を蝕んでいきます。
価値観のズレは大きな問題となるのです。
6:結婚生活に不向きな人と結婚した
「自分の仕事を心底嫌っている」
「マザコン」
「自分を低評価する」
「自信過剰」
「友達がいない」
「八方美人」
「ナルシスト」
「大人になれない」
あなたのお相手はこれらの項目に当てはまっていませんか?
もし当てはまっているようなら、その人は結婚生活には不向きかもしれません。
長く一緒に生活のできる人を選べなければ、幸せからは遠のいてしまいます。
7:独身時代と比べてしまう
男性は結婚をすると「家族を養う義務」や「家族への気遣い」が必要となり、一方女性は「家事をすること」や「育児」をする必要性が生じてきます。
その必要性に意義を感じられないような結婚相手であれば、ただただ重荷に感じてしまい、自由だった独身生活に戻ってしまいたいという願望が生じてしまいます。
その必要性を重荷と感じてしまうのかどうかは、結婚相手を選ぶときに既に決まっているのかもしれません。
8:相手の家族との付き合い方
結婚は家と家との結びつきであり、状況によっては同居や介護をするなど、相手の両親の面倒をみることもあります。
無下な態度をとってしまえば相手の両親に冷たい嫁だと非難されてしまうし、承諾すれば苦労が待っているという板挟みに合うことも少なくありません。
結婚生活には当事者だけでなく、その周りの環境も影響してくるのです。
「幸せな結婚」を実感している人達は確実にいる
暗い話ばかりが続いてしまいましたが、確かに結婚というのは楽しいことばかりではありません。
二人で乗り越えなければいけないことだってあるのが結婚生活というものです。
ですから、その苦労を乗り越えていけるような信用しあえるパートナーを探しだすことが大切だともいえるでしょう。
そんな結婚生活の中でも「幸せ」を感じながら過ごしている夫婦もいます。
『嫁の日記を盗み読みしたら、俺に美味しい料理を食べさせるために節約をしていることがわかった。俺の文句も書いてあるけど、文句を書いた最後には俺をかばったこと書いてあるし。給料が少ないのに専業でいて欲しいと頼んだのは俺なのに「節約も楽しいよ」と言ってくれて、盗み読みはいけないことだけど、結婚して良かったと本当に思った。』(男性)
『結婚して20年が経ちますが、今でも主人は私のことを“ひとりの女性”として大切にしてくれます。子どもたちの前では良いパパですが、こっそりと義両親に子どもたちのことをお願いして、ロマンティックなディナーへ連れて行ってくれたり、家で二人きりでDVDを観たり、付き合っていたころに戻ったような時間を作ってくれる主人には感謝しています』(女性)
辛いことも楽しみながら過ごせたり、相手を尊重し合える関係があるからこそ、夫婦生活が幸せなものに感じられるのでしょう。
幸せの結婚生活の条件は人それぞれ
結婚は楽しいことばかりではなく、辛いことや大変なこともあるというのが事実です。
それでも幸せを感じられるのはそこによきパートナーがいるからなのでしょう。
あなたにとって理想の生活はどのようなものですか?
その生活を一緒に送りたいと願ってくれる良いパートナーを探すことが、幸せになる確率を上げる一番の近道かもしれません。
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