男性の皆様にお伺いします。「あなたに女友達はいますか?」
こう質問されて、NOと答える人は少なくないと思います。
特に最近は草食系男子と呼ばれるような人が増え、さらにネットの発達もあって、人との関わり自体が希薄になりつつあります。
「男友達もいないのに、女友達なんかいるはずがない」という方もたくさんいるでしょう。
しかし何でも話し合える友人はいるに超した事は無く、特に異性の友人からは同性では思いつかない様な視点からの意見を貰える事があります。
よく男女の友情は成り立つのか? という問答を耳にしますが、本当にそれは重要なことなのでしょうか?
今回は異性の友人がいない男性の特徴を紹介しつつ、その理由、問題点などについて考えていきたいと思います。
1:女性との会話の時に身構える
女友達がいない理由の一つとして「会話するとき身構えてしまう」というのがあると思います。
恐らく、小さい頃は男女分け隔てなく接する事ができていても、大人になるにつれて異性との接し方が分からなくなっていったと言う人が殆どでしょう。
勿論、男女の間に考え方の違いや価値観の相違が存在するのは確かです。
そのため、同性と同じように接しようとして失敗した、という人もいるかと思われます。
しかし、それは相手側も同じなのです。
どちらかが相手を理解し、良好な友人関係を築ける様に歩み寄らなければいけないのです。
具体的な話をしましょう。
私の友人の話ですが、その人は高校・大学と殆ど女性と会話する事無く、とうぜん彼女もいませんでした。
これを聞くと「暗い人」と思われがちですが、その友人はとても明るく社交的で、同性からは「よく話す面白い奴」と好かれていました。
しかし先日メールでやり取りをしていたところ、突然「彼女ができた」との報告を受けました。私は不思議に思って、その事の顛末を尋ねたのですが、考えてみれば簡単なことでした。
その彼女は会社の後輩で、友人は教育係を任されていたそうです。異性と話すのが苦手、とは言っても仕事でならそうも言っておられなかったのでしょう。はじめは敬語で接していたが、仲が良くなるにつれて苦手意識など忘れてしまったそうです。
この事からも分かる通り、過去に異性と接する時に経験した失敗が、苦手意識を生んでいるだけ。という事はよくあります。
もしかしたらあなたも、過去の失敗を引きずっているだけではありませんか? でしたらまずは、苦手意識を取り払う事から始めましょう。
2:女友達=恋人候補
上記の様な苦手意識がないにも関わらず、女友達が出来ない人がいます。そういう人は常に恋人候補として見ていることが多いです。
こういう人はどの場面に於いても、異性と見ると真っ先に恋人候補としてカテゴライズしてしまい、その後の会話は全て相手を見定めるようになってしまいます。
女性は男性よりもそういう事に敏感ですので、自分がどんな風に見られているかを察した相手は警戒して身構えてしまいます。その為、恋人はおろか友人としてさえ付き合うことができないのです。
そういうタイプの人はまず、意識してその考えを捨てるようにしなければいけません。体に染み付いたその習性は自然になくなる事は無いのです。
もしくはネットで知り合う、というのも一つの手です。実際の声としてネットで知り合うと「性別ではなく中身で判断できる」、「男女分け隔てなく会話しやすい」という事がよく聞かれます。
自分がこのタイプに当てはまると思った人はネットの、特に匿名で話せるサイトを利用するのも良いかもしれません。
3:女性との接し方が分からない
次に多いのが「女性との接し方が分からない」という人です。
先に挙げた通り、その考え方の違いから会話が長く続かないという事もありますが、逆に異性として意識してしまう余り、警戒されてしまうという事もあります。
「ならどうすればいいの?」と言う声が聞こえてきそうですが、その答えは人それぞれです。
これは投げやりな言葉ではなく、実際にそうなのです。まず、人を男性や女性といった風にカテゴライズして考える事自体が間違っています。
十人十色とは良く言ったもので、10人いればその考えはとうぜん10通りあるのです。
人と接する時、相手を男女に分けて考えるのではなく、その人に対してどう接すれば良いのか、一人一人に対して考える事が大事です。
女性として扱われる方が良いという人もいれば、同性の様に親しみやすく接して欲しい、という人もいます。
大事なのは相手への思いやりであって、型通りに接する事ではないのです。
まずは相手の事を考えてみて下さい、どんな事を考えどういう風に接して欲しいのか、それを一人一人考えるのです。そうする事によって、自ずと次の言葉が見つかるのではないでしょうか。
4:女友達を作る際に身構えてしまう
ここまで読んでこられて、「女友達が欲しい、でも実際にどうすれば?」と思った方は少なくないと思います。
学校や職場で異性と接する機会はあっても友人関係と呼べる人はいない、といった方は日頃悩んでいらっしゃるでしょう。
しかしその解決方法は簡単です。
明日、学校や職場なりで女性に「連絡先教えて」と言えばいいのです。
そんなの無理だ、と思われるでしょうか? しかし一人では無理でも、百人に聞けば一人ぐらいは教えてくれるのではないでしょうか?
現実的ではないですが、この「一人ぐらいは」というのがポイントです。
例えば、あなたが進路や就職先で悩んでいたとします。
そこで体裁だけを取り繕った適当なアドバイスを貰っても煩わしいだけですよね?
逆に有用なアドバイスではなくても、親身になって考えてくれる人がいれば嬉しいのではないでしょうか?
人の考えは千差万別です、そこを理解した上で相手を「女性」と枠にはめて見るのでなく、一人の人間として何を思い、何を考えているのかを理解してあげます。
そうすると百人に連絡先を聞かなくても、教えてくれそうな人は必ず分かる様になります。
もし現時点でいなくても、相談相手になる事で親しくなるきっかけになります。
自分の望みの相手が欲しいのであれば、まずは相手の望みの人になるよう心がけましょう。
5:女性と接する機会が少ない
女友達がいない理由の一つに、「そもそも人と接する機会が少ない」といった事が挙げられます。
学校であれば自然と友人ができる事もあります、しかし社会に出て、決まった場所で働き出すと、そもそも人自体が少ない職場という事があります。
これではどれだけ努力しようにも、周りに人が少なければ意味がありませんね?
その場合、休日に出かけたり、友人に紹介してもらったりすれば良いのですが、これでは一気にハードルが上がってしまいます。
ですので、まずはネット上で知り合いを作る事から始めましょう。顔が見えない反面、慣れてしまえば普通の友人よりもっと深い話し合いができるようになります。
実際に私の友人の中にも、自営業で忙しく、殆ど人と接しない人がいましたが、気付けば結婚していた、という人がいます。
話を聞けばネット上で知り合った、との事でした。元々ネット関係の仕事をしているので、効率良く利用できたのかもしれませんが、彼が言うには「同じ様な人はいっぱいいる」との事です。
つまり、人と接する機会がなく、出会いを求めているのは何も男性だけではなく、女性もたくさんいて比率的には半々なのです。
この機会にネット上でまずは匿名から友人を作る事をお勧めします。
まとめ:問題さえ解決すれば女友達は作れます
いかがでしたでしょうか?
女友達の少ない、またはいない人の特徴を見てきましたが、こういう人たちにはある共通点が存在するように思えます。
それは人と接する事に臆病、または過去の失敗を引きずっている、という事です。
確かに人と接するとき、殊更それが初対面の人であれば誰でも最初は身構えてしまいます。
まずは男女関わらず、友人を増やす事が大事です。そして色んな人と接する内にあなたの人を見る目は養われていきます。
いつか本当に大切と思える人が現れた時、その人と良好な関係が築けるように、常に相手の望みが分かる人になりましょう。
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